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【備忘録】日本高配当株投資の勉強まとめ|3週間の集中特訓の成果

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ここ3週間ほど、日本株の高配当投資について集中的に学んだので、備忘録を兼ねてその内容をまとめておきます。これから高配当株投資を始めたい方にも参考になれば幸いです。

3年前に初めて個別株を買付けた際は、複数のインフルエンサーや書籍で勧められている銘柄を、株価推移を見て何となく下落した時に注文し、それが妥当なのかの判断も付かないまま長らく放置していました。

今回の集中特訓を経て、なぜその銘柄がお勧めなのか、初心者なりに裏付けデータを自分で調べることができるようになりました。

高配当株投資の基本構造(因数分解)

高配当株投資をシンプルに因数分解すると、以下の5要素に集約できます。

  1. 優良な銘柄を
  2. 割安な価格で
  3. 長期で
  4. 分散しながら
  5. 低コストで運用する

低コスト運用のための証券会社選び(NISA成長投資枠)

まずは実際に株式運用する証券口座の絶対条件です。

  • 単元株未満を手数料無料で取引できる
  • 取引銘柄数が豊富
  • NISA成長投資枠を活用できる

この条件を満たす証券会社の中で、個人的には以下の評価です:

証券会社名サービス名特徴
SBI証券S株銘柄数:3,500銘柄
取引:1日3回
買付手数料:無料
売却手数料:無料
楽天証券かぶミニ銘柄数:2,160*銘柄
取引:1日3回
買付手数料:無料
売却手数料:無料
マネックス証券ワン株銘柄数:非公開
取引:1日1回
買付手数料:無料
売却手数料:0.55%(最低52円)
三菱UFJeスマート証券プチ株銘柄数:3,200銘柄
取引:1日3回
買付手数料:無料
売却手数料:0.55%(最低52円)
*うちリアルタイム取引(手数料0.22%)は1,015銘柄

結論:SBI証券が最有力。次点で楽天証券

ただし、銘柄分析で使用するマネックス証券の「銘柄スカウター」は証券口座保有者である必要があります。私はマネックス証券では投信クレカ積立、期間限定dポイントの使用先としてオルカンをスポット購入している兼ね合いで口座開設済でした。

銘柄分散の考え方

  • 理想は50〜60銘柄程度の分散:これで企業固有リスクをほぼ排除可能(参考:現代ポートフォリオ理論、ウォール街のランダムウォーカー)
  • 高配当ETFも30〜70銘柄が主流
  • ただし、管理可能な銘柄数には限度があるため、分散と手間のバランスを考慮
  • 日本の33業種の中には、高配当投資に向かない業種もある(業績が不安定・利益率が低い等)

参考になった書籍:

半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資 日経平均リターンを3.86%上回った“割安買い”の極意 [ 長期株式投資 ]
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優良銘柄を割安で買うには?

高配当投資の魅力:購入時点で配当利回りが確定(売却・増減配がない限り変わらない)

注意点:株価上昇で利回りが下がったと錯覚して売ってしまわないこと

最大のリスク:株価が上がりすぎて、希望の利回りで買えなくなること

参考になった書籍:

利回り5%配当生活 [ 広木 隆 ]
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PIVOT動画視聴で経済や投資の勉強をしながら貯まったポイントをアマギフ(書籍限定)に交換して投資本を買えばお得にポイ活投資ができます。

銘柄選定の方法(実践編)

実践にあたり、上記書籍(Audibleで何度も繰り返し聴いた)に加え、こちらのコンテンツが具体的でとても参考になりました。

■サイドFIRE学園:スクリーニングと財務分析の超実践的な神動画に出会いました

この動画に出会えて、ようやく点と点がつながり、実践に進めた。ただし、エクセル(またはGoogleスプレッドシート)でのポートフォリオ管理方法は↓次のサイトを参考に

おだやかメガネ世帯:Yahoo!ファイナンスとスプレッドシートを活用した管理方法

https://meganesetai.com/kouhaitou_portfolio/

最終的なポートフォリオ管理は、Yahoo!ファイナンスを経由した方が、株価や配当利回り、配当性向、PER、PBR等の数値更新がしやすいと感じたのでこびと株のサイトを参考に。

ありがたいことにスプレッドシートもこちらのサイトで共有されているが、残念ながら私はうまくダウンロードできず。せっかくなので少しカスタムして自作しました。

実際にやったこと(フロー)

  1. スクリーニング(一次審査)
  2. 財務チェック(二次審査)←大変だったけど重要!
  3. Yahoo!ファイナンス経由でスプレッドシートに落とし込み(関数等で作り込み)←大変だったけど重要!
  4. 配当利回りの過去実績(最大値、平均値)を転記←大変だったけど超重要!
  5. 買い時判断(②③④の苦労がここで報われる?!)

STEP1:銘柄スカウターでスクリーニング

マネックス証券の銘柄スカウターで以下の条件で抽出
 - 予想配当利回り:3.5%以上
 - 連続増配:2年以上
 → 約450件ヒット

引用:マネックス証券「銘柄スカウター」
  • csvダウンロードできるのは50銘柄/回なので、「業種」のチェックボタンで50件くらいになるまで外し、数回に分けてダウンロードする
  • この条件でスクリーニングできるのは、増配に該当した場合のみ。前期と同額の場合は除外されてしまうのでその点注意。私は並行してYouTube等で見聞きした累進配当や連続増配銘柄で気になったものをこのリストに追加しました。
  • この後の財務分析は1企業ずつ確認するので、ここで欲張りすぎると辛くなる。私は↑動画に忠実に同じ条件で450件程抽出したものの、実際財務分析したのは140件程度。

IR Bankで財務分析

IR Bank:https://irbank.net

銘柄コードを入力→「決算」で検索、各種財務資料のグラフで「推移」をチェック。各項目を◯△✕で採点し、自分なりの総合評価を付ける。

  • 「売上高」が長期的に上昇トレンドか(上昇率は不問)
  • 「EPS」が長期的に上昇トレンドか(上昇率は不問)
  • 「営業利益率」が5%以上(業種により水準が異なる。10%以上が理想)
  • 「自己資本比率」が60%以上(目安。業種により異なる。金融は低い)
  • 「営業CF」が安定して黒字収支
  • 「現金等」が長期的に上昇トレンドか
  • 「一株配当」が長期的に上昇トレンドか(減配や無配がない)
  • 「配当性向」に無理がないか(一般的に30%~50%)

これらの数値基準は絶対的なものではなく、あくまで目安。業界平均値や他業種他社数値、現在の市況等を踏まえ、「相対的に優秀」かどうかを判断することが重要。最終的にはご自身の責任でご判断ください。

私は上記に加え、「ROE」が8%以上あるかも参考に確認しました。8%未満だから一律✕とするのではなく、判断に迷った時に参考にする程度。

理想的なグラフの一例:

引用:IR BANK

ここの段階で140件くらいに絞り込んだが、後続のステップでまだまだ地道な作業が続くので、可能ならもっと絞り込むとよき。

管理ファイルの作成(ExcelまたはGoogleスプレッドシート)

上記で絞り込んだ審査を銘柄をYahoo!ファイナンスに登録する

  • 【重要】銘柄コード順に並べ替えた上で登録すること。あとのメンテナンスに大差!
  • 前述サイトの説明と異なり、現在のYahoo!ファイナンスの仕様では1件ずつしか登録できない模様。とはいえ、4桁のコード入力のみなので、後続の作業に比べたら楽ちん
  • ひとつのポートフォリオに登録できるのは50件まで。とりあえず銘柄コードごとに「買付候補1_1000-5999」といった具合に管理。
  • 「表示設定」→「リスト表示」を選択
  • 表示したい項目を選び、必要に応じて並べ替える(省略可)
  • スプレッドシートに貼る

私が設定した表示項目:

引用:Yahoo!ファイナンス

配当利回りの過去比較(超重要)

マネックス証券の銘柄スカウターに戻り、「株価指標」タブにある「予想配当利回り(会社予想」のグラフをチェック

赤線にマウスポインタを乗せて直近2年間の最大&平均配当利回りを確認し、管理ファイルに記録する。

引用:マネックス証券「銘柄スカウター」

最大&平均値が常時表示ではなく、グラフにマウスポインタを合せた時だけ表示されるので、1銘柄ずつの確認→記録が大変ですが、この情報があとで活きてくるのでひたすら頑張る!

■サイドFIRE学園式の買い判断基準:

  • ◎:現在の配当利回り >= 過去最大配当利回り
  • ◯:現在の配当利回り >= 過去最大配当利回りの90%
  • △:現在の配当利回り >= 平均配当利回り

■上記に加え、私の追加判断基準:

  • 現在の配当利回りが、簿価(取得額)ベースの配当利回りを上回るか?
  • 配当性向が高過ぎないか?(Yahoo!ファナンスから取得した1株配当÷EPSで算出)
  • PER/PBRが妥当か?
  • 累進配当、DOE導入企業なら加点(情報元:かぶりたん
「判定」列の右側にPER/PBR/配当性向/ROE等も見れるようにカスタム
  • PER/PBRの妥当水準が分からず、結局銘柄スカウターからPER/PBRの過去実績(配当利回り同様、グラフで1ずつチェック)を管理ファイルに転記しました。大変だったが、買付判断の後押しになった(はず)
  • 日経平均が連日高値更新中でも、上記方法で買い判断OKの銘柄は20以上ありました
  • 100株単位で買付する勇気が出ず、毎日1〜10株✕10〜20銘柄を成行注文
  • 約定後、Yahoo!ファイナンスに保有数・取得単価(平均値)を入力し、管理ファィルにコピペして反映する→特定の銘柄、業種に偏りがないかチェックしながら次回買付銘柄を探す

保有銘柄の配当構成比の管理

  • 銘柄ごとの構成比:上限3%
  • 業種ごとの構成比:上限20%
  • 金融業関連銘柄の構成比:上限15%
  • 景気敏感銘柄の構成比:上限50%

参考:前述のメガネ世帯さんのサイト

https://meganesetai.com/kouhaitou_portfolio/

これらの判断基準は絶対的なものではなく、あくまで目安です。定量分析に加え、定性的な分析も行い、相対的判断することが重要。最終的にはご自身の責任でご判断ください。

このほか参考にした買付判断基準

参考:前述の参考書籍著者「長期株式投資」さんのブログ「2025年の投資戦略」

参考:こびと株の10条件

直近の状況(2025年第4週)

毎日1株買付をしつつ、ダメ元で指値注文したもののうち、小野薬品工業とショーボンドHDがヒット。この影響で現時点では医薬と建設に偏りあり。今週だけで100万円ほど買付しました。

今後はディフェンシブ銘柄を中心に、業種バランスを見て調整していく方針。

現在の保有銘柄数は73銘柄(多い!)。よく分からないままとりあえず1株買付したものもあるので今後は意思を持った買付ベースで70銘柄までに収めたい。

今後は定量分析だけでなく、定性分析も取り入れたい。

今年のNISA成長投資枠は使用済みなので年明けが待ち遠しい。

番外編:初買付からわずか3日でMBOに

15年以上長期保有(というか原則売却しない)の前提でパラマウントベッドを1株ずつ買付して様子を見ていたらMBOで上場廃止を発表。

一度も配当を受け取らないまま、3株保有で終了。

単元株保有なら市場で指値売却できるが、少数保有だと成行注文しかできず、単元未満株のデメリットを実感。今後は単元株化を目指して引き続き少額ずつ買付することを新たな目標に。

おわりに

遅れてとった夏休みを利用して今年は高配当株の勉強と実践を行いました。高配当株投資は、地道な銘柄選定と管理作業が必要ですが、始めてみると企業研究そのものが楽しく、買付をとおして、株主になるという感覚も得られます。

今回まとめた内容は、あくまで私個人のやり方ですが、どなたかの参考になれば幸いです。

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