たくさんある「⚪︎⚪︎ペイ」系の電子マネー。キャッシュレス決済に移行したけど、どれを使っていいか迷われている方も多いのでは?
結論としては、いろいろ使ってみて自分に合ったものを選ぶのが一番ですが、引越しや進学・就職などで生活スタイル、利用する店舗が変わると今までと違って使いづらく場合も。
- 1,000円未満の電子マネー残高を追加チャージなしで1円残らずキレイに使い切りたい。
- どうせキャッシュレス決済を始めるなら使い切りやすいものを最初から選びたい。
- ⚪︎⚪︎経済圏、通信回線契約を前提としない場合にどの電子マネーが使いやすいか知りたい。
という方向けの記事です。私はこれまでクレジットカード払いとSuicaでキャッシュレス決済に移行していましたが、マイナポイント受け取りを機に2023年秋に電子マネーの利用を開始し、1年間で色々ためしました。改めて数えたら13種類!
- auPAY
- PayPay
- 楽天Pay
- d払い
- nanaco
- WAON
- ファミペイ
- メルペイ
- iD
- QUIC Pay
- 楽天Edy
- Tマネー
- ララQ (2023年11月:サービス終了)
この中から「⚪︎⚪︎経済圏」や(経済圏の一部とも言えますが)電話回線契約の前提がない状態で「残高0円にキレイに使い切りやすいか」という目線で11種類を比較しました。
図解:電子マネーを入金タイプ・カテゴリ別に分類
先にあげた電子マネーを残高を図解すると以下のように分類されます。
「ララQ」は2023年11月をもってサービス終了、「Tマネー」はTポイントと間違えてPOSAカードを購入し、使い切るのに苦労しました。
アマゾンギフトカードにチャージして事なきを得ましたが、使える店舗が少ないので推奨はしません。今回の電子マネー比較対象外とします。
ポストペイ(あと払い)型はシンプル!還元ポイントをどう使い切るかが悩み
電子マネーは支払い方法により
- あらかじめチャージしておく「プリペイド型」
- あと払いの「ポストペイ型」
- 銀行口座からリアルタイムに引き落とされる「デビット型」
の3つに分類されます。
「iD」と「QUIC Pay」であれば、決済時のポイント還元はないので言葉通り「使った分だけ」後からクレジットカード利用としてまたは直接銀行口座から引き落されるので買いもので使い切れない心配はありません。
ただしファミペイ、メルペイ、PayPay(いずれもあと払い利用時)は利用額に応じてポイント還元があり、このポイントを使い切れない問題である意味贅沢な悩みと向き合うことになります。
「iD」と「QUIC Pay」はクレジットカードに紐づいていれば「ポストペイ型」ですが、プリペイドカードであれば「プリペイド型」、銀行口座と紐づければ「デビット型」としての利用もできます(三菱UFJ銀行やみんなの銀行のデビットカード)。
「プリペイド型」「デビット型」は審査不要で使えるメリットはありますが、プリペイド型クレジットカードと紐づければクレジットカードの利用ポイントがつきます(一部対象外カード、取引あり)。
また「プリペイド型」この後紹介する他の電子マネー同様、端数が使い切れない問題に直面します。
ポストペイ(あと払い)型であれば利用時にポイントがつく次の3点に軍配が上がります。あと払い利用時のポイント還元率は以下の通り。
- ファミペイ:1%(ファミペイ利用0.5%+翌月払い0.5%)
- メルペイ:なし。(メルカード利用時は1%〜)
- PayPay:1%
Suicaとアマギフチャージが簡単。クレカ修行の出口にも
電子マネーの利用ポイントを含め、端数をキレイに使い切る方法として手取り早いのがモバイルSuicaやAmazonギフトカードへのチャージです。
1円以上1円単位でチャージでき、利用できる場所が多いのが両者の特徴です。
- メリット:JR、私鉄、バス、タクシーなどの運賃、コンビニ、スーパー、百貨店、美容院など幅広く利用できる。
- デメリット:残高上限が2万円なので高額の決済ができない。ネットショップは対象店舗が限定的。
在宅勤務やフリーランスで通勤不要、車生活で交通系ICカードを使う機会が少ない場合はAmazonギフトカードへチャージしてオンラインショッピングや税金の支払いに使う方法もあります。
- メリット:Amazon.co.jp ほかAmazon Pay対象のECサイトで幅広く利用できる。Amazon Payで税金(ふるさと納税含む)の支払いも可能。残高上限なし。有効期限は9年。
- デメリット:リアル店舗では利用できない。
参考:【楽天改悪】Amazon Payが使えるふるさと納税サイト比較
モバイルSuicaやアマギフチャージできる電子マネーは
- ファミペイ
- メルペイ
- auPAY(iPhoneユーザーのみ)
- 楽天Edy(Androidユーザーのみ)
です。このうちメルペイはプリペイド利用時は銀行口座かセブンATMからのチャージのみに対応ですが、ファミペイ、auPAY、楽天Edyはクレカ修行の出口としても活用できます。
auPAYはiPhoneユーザー向けクレカ修行に強い
auPAYからモバイルSuicaやアマギフへはApple Payに登録したauPAYプリペイドカードを介してチャージするのでiPhoneユーザー限定の方法です。
auPAYプリペイドカードはau回線契約者以外はauじぶん銀行の口座保有者に限定されます。
また、プラスチックカードがあればローソンでauPAYに小銭チャージ(1,000円以上〜)ができauじぶん銀行口座に払い出しできますので小銭整理、両替ができます。
参考:【裏技】小銭両替はローソンでauPAYチャージが便利!やり方解説
2024年4月頃よりセキュリティ強化のためICチップ入りカードに切り替わり、プラスチックカードを希望する場合は600円(税込)の発行手数料が掛かります。ヘビーユーザー向けには発行手数料無料キャンペーンを予定している発表が出ていますので今後に期待です。
Androidユーザーは楽天Edyがクレカ修行にも使いやすい
楽天EdyはAndroidユーザー限定になりますが、モバイルSuicaやアマギフチャージへ1円からチャージできるので残高を残さずキレイに使い切れます。
また、人気の三井住友カードゴールドナンバーレスの100万円修行ルートのひとつとして、三井住友GNL(1.5%)→Kyash(0%)→ANA Pay(0.5%)→楽天Edyという使い方もできます。
ファミペイはJCB系の修行に使えることも
ファミペイにチャージできるクレジットカードはJCBブランドのみなので三井住友カードは対象外ですが、その他のクレカ発行元またはJCBが主催する「⚪︎円以上の利用で⚪︎%還元」といった期間限定キャンペーン時のチャージ先としてファミペイが活用できます。
- ファミマTカード:チャージは1,000円〜1,000円単位。還元率はチャージで0.5%+ファミペイ利用で0.5% 月間チャージ上限:10万円
- その他JCBのクレカ:チャージは3,000円〜1,000円単位。チャージの還元率はクレカによる+ファミペイ利用で0.5% 月間チャージ上限:30万円(本人確認済の場合)
ファミペイチャージがポイント対象の主要クレカ(2024年1月現在)
- マネックスカード:1%
- PayPayカード:1%
ポイント対象外:楽天カード、リクルートカード、メルカード、JCB Wなどのプロパーカード、ビックカメラSuicaカードなど
バーチャルプリカを発行すればJCB加盟店ほか対象店舗が広がる
チャージしたファミペイ残高はファミリーマートのほかファミペイ、SmartCodeが使えるスーパー、ドラッグストア、ホームセンターで利用できます。
↓このマークのお店でファミペイが使えます。
またファミペイアプリ上でファミペイバーチャルカードを申込めばJCB加盟店でのタッチ決済、オンライン決済で使えるので利用シーンが一気に広がります。(プラスチックカードの発行はありません。ファミペイアプリから申し込み可能。発行手数料、年会費無料)
還元率はファミペイ利用時と同じ0.5%なのでクレカチャージ→ファミペイバーチャルプリカ利用の場合は合計最大1.5%です。
▪️電子マネーはモバイルSuicaやアマギフチャージできるタイプが最強!
- ファミペイ、メルペイ、auPAY (iPhoneユーザーのみ)、楽天Edy(Androidユーザーのみ)
▪️クレカ修行の出口に使える
- ファミペイ、auPAY (iPhoneユーザーのみ)楽天Edy(Androidユーザーのみ)
使い切りやすさ・バランスのよさでファミペイが優位
ファミペイのサービス開始は2021年9月と電子マネー界隈ではわりと後発です。
先陣の背中を追いかけ、彼らが不得意とする部分をカバーすべく
- 銀行口座・クレカチャージ型に加え、チャージ不要の後払いにも対応
- モバイルSuicaやアマギフチャージに対応で残高が使い切りやすい
- バーチャルプリペイドカードとの併用で利用範囲を一気に拡張
と正に「かゆいところに手が届く」とても気の利く存在です。
銀行口座があるならチャージ&現金払い出しの裏ワザも
PayPayはPayPay銀行が、auPAYはauじぶん銀行口座が必要ですが、多めに現金チャージして電子マネーを使い切り、残りを銀行口座に払い出す方法もあります。例えば
- PayPay(auPAY)残高が55円残っている
- PayPay銀行(auじぶん銀行)口座からチャージする(1,000円〜1円単位。au PAYは3,000円〜1円単位)
- ぴったりチャージして買い物で使い切る場合はここでおわり。
- チャージ後の残高1,055円で500円を買い物で使う。残高:555円
- PayPay銀行に出金(手動)。auじぶん銀行は自動払出設定で翌日口座残高に反映。
auPAYへチャージできる銀行口座はauじぶん銀行のみですが、PayPayは全国の金融機関からチャージ可能なので③の1,000円以上で利用金額ぴったりにチャージすればPayPay銀行口座がなくても使い切ることはできます。
流通(コンビニ)系ではnanacoがファミペイに次いで使いやすい
ほとんどのコンビニで現金払いでした対応していない以下のサービスについて、セブンイレブンではnanaco支払いに対応しています。
- コピー/ネットプリント料金
- 住民票他各種証明書発行料金
- ゴミ処理券
- ※nanacoポイントは付きません
私は数百円余ったnanaco残高は
- 1,000円チャージして粗大ゴミの処理券購入のほか
- 住民票取得
- 行政手続きに必要な申請書印刷
で消費中。確定申告はe-Taxで提出予定ですが、控えの印刷で近々nanacoを利用予定です。
比較してみて分かった:使い切りづらい電子マネー
このブログ記事を作成するにあたり、実際に使ってみた電子マネー11種類の特徴を改めて整理したところ、私の生活スタイルでは使いづらい電子マネーが浮き彫りになりました。
- d払い:年末の自治体応援キャンペーン終了後の残高44円。能登半島災害募金で使用。
- WAON:ミニストップで楽天POSAを大人買いしたのちに残った33円の使い道を模索中。1円切手を購入して手持ちの切手と合わせて今秋の郵便料金値上げに備える予定です。
参考:1P/1円からポイントや電子マネーで被災地支援:寄付受付先一覧
進学・就職・引越しなど新生活に向けてひと足先に電子マネーを新しくしてみてはいかがでしょうか。
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